キリツ天文館店 実録レポ
▲ 実際に撮影したキリツ天文館店の入口。焼酎の銘柄提灯がずらりと並び、店頭には「鹿児島焼酎人気投票」の結果も貼り出されています(撮影時の1位は島美人でした)
場所は天文館アーケードの中。ユニークな人形とずらりと並んだ焼酎の提灯が目印で、初めてでも迷わず見つかります。ガラス張りで中の様子が見えるため、一人でも入るハードルはかなり低めです。
システムは券売機の食券制。明朗会計で初心者も安心
▲ 入口の券売機。キャッシュレス決済(PayPay・交通系IC等)にも対応
注文は入口の券売機で食券を買うスタイル。鹿児島焼酎250円、ハイボール350円、枝豆・冷奴は150円と、値段がすべて先に見えるので「いくらかかるか不安」が一切ありません。会計で気を使わなくていいのは、一人飲み初心者にも、割り勘のやり取りが面倒な大人同士にもありがたいシステムです。
圧巻の焼酎ラインナップ。あの「森伊蔵」がグラス800円
▲ メニューは大隅・南薩・離島などエリア別。左上に「森伊蔵」の文字も
メニューを開いて驚きました。鹿児島県内の焼酎が蔵元のエリア別にずらりと並び、ほとんどがグラス250〜400円。しかも「幻の焼酎」と呼ばれる森伊蔵がグラス800円、魔王が500円という、焼酎好きなら二度見する価格で置いてあります。
飲み方はロック・水割り・お湯割り・炭酸割りから選べて、銘柄ごとにおすすめの飲み方まで書いてある親切設計。「どれにしよう」と眺めているだけで楽しく、隣の人との会話のきっかけがメニューの中に無限にある店です。
とり刺し(350円)——鹿児島に来たらまずこれ
▲ とり刺し350円と焼酎のロック。奥は店内掲示の「鹿児島焼酎人気投票」結果
鹿児島名物のとり刺しが350円。にんにくと生姜を添えて、焼酎のロックと合わせれば、もう立派な「鹿児島フルコース」の始まりです。この値段なので、あれこれ頼んで小皿を並べる楽しみ方ができます。
きびなご刺身(300円)は酢味噌たっぷりが醍醐味
▲ きびなご刺身300円。銀色の帯が美しい、鹿児島ならではの一皿
そして個人的なベストがこちら、きびなごの刺身。醤油でも美味しいのですが、おすすめは酢味噌をたっぷり付ける食べ方。酢味噌の酸味が口の中に広がったところへ焼酎のロックでお口直しをすれば——それはもう至福の時間です。県外から来た相手に出すと、まず間違いなく喜ばれる一皿だと思います。
平日の昼14時半でも、ほぼ満員でした
驚いたのは客の入り。平日の14時30分に行って、店内はお客さんでいっぱいでした。そして印象的だったのが女性のお客さんの多さ。一人でふらっと来ている人も多く、男性ばかりの「せんべろ酒場」とはまったく違う、明るくて健全な賑わいです。
立ち飲みなので回転が早く、常に人の出入りがある活気。肩肘張らない距離感で、実際、居合わせた客同士のやり取りが自然に起きる空気でした。昼から営業しているので、夜のお酒が苦手な人は明るい時間帯のサク飲みから試せます。
「出会い目的の店」では決してなく、あくまで地元の人が焼酎をサクッと楽しむ人気店。だからこそ、そこで生まれる会話は自然で、変な緊張感がありません。この「自然さ」こそが、アプリにはない立ち飲みの魅力です。